ある大学生の日常サンプル

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日本の道徳の授業っておかしいのか?【教科化された道徳への向き合い方】読んだから感想書くよ!

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皆さんは小学生のころにあった道徳の授業って好きでしたか?

僕は授業中に寝ていても授業に遅れることがなかったので好きでした 笑

 

道徳の授業が好きな人って多くいるイメージですが、それらの人の話を聞くと僕みたいに楽だから好きという人が多いように感じます。

 

そして、そんな道徳の授業が教科化されるということが決定しました。

今回はそんな道徳の教科化が子供に与える影響に対して、警鐘を鳴らす本を読んだのでちょっとした内容紹介と感想を書いていきたいと思います。

 

 

どんな内容?

教科化が子どもの道徳性の発達を阻害する可能性を批判しつつ、逆手にとって子どもの成長を促進し、認識を深める実践の在り方を示す。

  アマゾンのページから引用しました!ー教科化された道徳への向き合い方

 

内容の紹介は堅苦しくなっていますが、中身はすべて会話形式なので読みやすく教育学部でない自分でもさらっと読めました!

 

また、一応自分が読んだ感じをまとめると、内容は

①日本の道徳教育の悪いところと道徳の教科化が子供にどんな影響を与えるか

②国家と道徳教育の関係、国家は道徳教育で国民を支配する?

③道徳教育の理想の在り方

といった3つの内容がありました。

 

個人的に面白いと感じた内容をいくつか紹介!

ここからは本の中で出てきたトピックから面白いと思ったものを4つほど紹介したいと思います!

 

道徳の教科化で国民が国家に支配される?

この本の中での核になりうるトピックの一つかもしれません。

この著者は道徳教育が教科化されることで国家が国民の支配に深くかかわれるようになることを危惧しています。

道徳が教科化されることで国家は教科書の選定等で道徳教育にかかわれるようになります。

そして道徳教育というのは、子供の心に入り込みやすくそれらの子供が大人になった際に支配できるようにすれば、時の権力者にとっては都合の良いものになります。

 

過去を振り返ると、戦前は教育勅語などで【家族、地域社会、国への帰属意識】を強調して教え込んでいました。

それによって、日本人は第二次世界大戦で自分の命よりも国を優先して国の為に戦うということが当たり前の状況になっていました。

(ここに関しては立場によって良いか悪いかは変わると思うので、特に言及はしません)

 

このように、国家は【家族、地域社会、国への帰属意識】というような道徳的概念を利用して国民を支配することができる為、著者は道徳の教科化には反対という立場を取っていました。

 

僕がこの本を読んでまず最初に思ったことがあります。それは、何故日本人は過去のような天皇崇拝の政治体制から移行しても、天皇に対して好意的な感情を持っているのかということです。

僕も特に何かいいことを行ってもらったわけでもないのに、天皇に対して好意的な感情を持っています。

今となっては、過去の道徳の授業を確かめることができないのでこれが過去の道徳の授業によるものなのかは分かりませんが、やはり日本人は天皇に対して無条件に好意的な感情を持つという面やそこまでいかなくとも日本が好きという感情が強い国民性を持っているのではないかと思いました。

 

いじめは現代社会の矛盾が生みだした

道徳の教科化はこれまでの道徳の授業ではいじめを防ぐことができなかったということを問題視して新しく志向されることが決定しました。

しかし、この本ではいじめの問題は現代社会の矛盾が生みだしたと書いています。

 

現在の日本では、受検中心の競争教育が行われており、そこで教えているのはあくまでも勉強方法です。

その為、先生が人としての生き方や道徳についての授業の比重を増やそうとすると顧客である子供の保護者からクレームが入ることや子供自身が受験に目を向けていると興味が向きにくくなってしまいます。

 

また、学校自身にも問題があります。

学校は行政機関であり、行政機関は問題を起こさないように間違いを起こさないようにしなければいけません。

そうすると、学校側は問題が起きると困ってしまうのであまりいじめ問題について関わりたくないという状態になってしまうのです。

 

この項目については、「なるほど!」と思いました。

本来であれば、学校は生徒を人として正しい道に指導する場所であるはずが過去を振り返るといじめを知りつつも特に対策を打ってこなかったという学校がニュースで報道されることがありました。

 

本書でも書かれていましたが、受検中心の競争教育を行わなければいけない中で人としての生き方を教えなければいけないという日本の学校経営構造には限界が来ているのかもしれません。

個人的には勉強をする場としての学校と人との関係を学ぶ場である学校をいっそのこと完全に分離してもいいのではないかと思いました。

 

行き先が決まっている日本の道徳授業

海外の道徳の授業では、アクティブラーニングという道徳についてのロープレやディスカッションが多く取り入れられています。

しかし、日本の道徳の授業は副読本を読んで、その主人公の心情を理解することに重点を置かれている為、子供が道徳的行いを行う訓練ができないという批判がありました。

 

確かに、小学生のころの道徳の授業を振り返ると、物語を読んで主人公の心情を考えるってなんだか国語の授業みたいだなぁと思いました。

本の内容を読んで、内容を理解させることよりもロールプレイングでもいいから、この場面ではどのような行動を行うかということをより子供に実践させるというのが重要なのかもしれません。

 

人を教育するときに重要なこと

本の最後のほうでは、教育の在り方や先生はどのように子供と向き合うべきかということが書かれていました。

そこで、一番心に残ったのは【大人は子供を自分の望むように教育しようとしがち】という話と【教育で必要なのは相手に寄り添うこと】という話でした。

 

この話は、子供への教育だけでなく仕事先の後輩等を教育するときにも重要な要素が多くあると感じました。

大人は子供を教育するときにどうしても一定の型を作りそれに当てはめるような形で子供に物事を教えようとします。

(物心がついてない子供への教育であれば問題はない)

 

しかし、それでは子供が反発するということやそれでは単純な洗脳になってしまいます。

本当の教育とは、【自己実現を助けること】であり相手に自分の考えを押し付けるわけではありません。

 

そこで、【教育で必要なのは相手に寄り添うこと】という話が出てきます。

ここでは、選手との関係がうまくいってなかった全日本女子柔道のコーチが選手を怒鳴ることをやめて選手から悩みを聞き出しそれに対してアドバイスを行うようにしたら、選手と良好な関係が築けるようになったという例が挙げられていました。

 

個人差はあるかもしれませんが、関係が皆無な人に対してアドバイスを行っても素直に実行してくれる人は少ないと思います。

従って重要なのが相手に寄り添うということなのでしょう。

過去の僕の後輩への教え方を振り返ると押し付けがちなものになっていたなぁと反省しました。

 

人に物事を教える際はまずは相手の悩みを聞き出す!

これを心に刻んで実行していきたいと思いました!

 

あとがき

一番読んでためになるのは、先生やこれから先生を目指している人かもしれませんがそれ以外の人が読んでもいろいろ考えさせられる内容でした。

多くの人が自分の子供に対して教育を行いますし、そうでなくても人は生きていれば必ず誰かに物事を教えることがあると思います!

比較的読みやすい本だったので、興味があれば一読することをオススメしますよー!

 

 

教科化された道徳への向き合い方

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