ある大学生の日常サンプル

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ロボットと人間の問題を分かりやすく解説!!人間はこの先どうなるのか?【人間とロボットの法則】読んだから感想書くよ!

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僕は就活生ですが、毎度のごとく「将来ロボットが仕事を奪う話」を聞きます。

仕事は人間のアイデンティティを形成する一部でありながら、人間は自分の仕事をなくそうとします。

そうであるならば、人間はどうして技術を成長させ続けるのでしょうか?

そして、そうなっていった先の世界はどうなるのでしょうか?

 

今回はそんな疑問にヒントをくれる、ロボット工学者の石黒 浩先生の【人間とロボットの法則】を読んだので、感想を書いていきます。

 

 

 

 

どんな本?

著者は世界的なロボット工学者の鬼才・石黒浩氏。マツコロイドなど異彩を放つロボットの製作を通し、ロボットと人間の関わり方や、人間の本質を明らかにする研究を行っている。本書はこれまでの研究のもとになった着想や研究でわかった人間の本質、ロボットの在り方、頭の中のアイデアなどを、文章と図版の見開き構成で紹介する。

 

 アマゾンの商品ページから引用してきました!

人間とロボットの法則 (B&Tブックス)

 

 

感想

【人間とロボットの法則】というタイトルから難しそうな印象を受ける本ですが、バリバリの文系である僕が読んでも非常にわかりやすかったです。

この本は、あえて専門的な研究に触れず人間とロボットの一般的な問題に対して作者が作り出したパターンを図解とともに分かりやすく提示してくれます。

 

そんな中で僕が面白いなと思った話が2つあるので紹介させてください。

 

個人的に面白いと思った話 

 

未来の教育の話

人間は機械を使って生産性を高めてきました。

しかし、その機械をうまく使えるようになるには機械のことをよく知る必要がありますし、機械を作る人はより膨大な知識が必要になります。

 

従って、機械の高度化が進む未来では教育に掛ける時間がより伸びることが予想されます。

(本書では人生の半分以上が教育になるかもと書いてある。)

 

このことは、人間の寿命が延びていることと、現代では昔よりも教育に時間を掛けているにもかかわらず、生産性が伸びていることからも説明できます。

 

ただ、ここで問題となるのは個々の能力の差です。

 

学校で例えると世の中にはテストで100点を取れる人と取れない人がいますよね!

つまり人間には技術を習得できるものとそうでない人がいます。

 

技術は人々の遠くに移動する力等の平均的能力を上げる一方で人々を技術を習得【できる人間】と【できない人間】に振り分けている性質も持っています。

 

従って、機械を多用する未来での人間の価値は【技術を習得できるかどうか】の比重が高まるといえるでしょう。

 

本書では、このトピックの話を【できる人間】が【できない人間】に対して教育を終えるまで代わりに高い給料をもらいながら、高い税金を払うことで支援するだろうという締め方をしていました。

 

ここまでが筆者の意見です。

 

将来人間は選別される?

ここからが自分の意見です。

僕としては、果たしてそのような【できない人間】側が必要とされるのかどうかという問題があると思いました。

(それらの人々がサービス産業やyoutuberなどの第3次産業に移るということもあり得ますが、移れる量にも限界があります。)

 

【できる人間】が【できない人間】を支援するのは将来的にメリットとデメリットを比べた時にメリットの方が大きいからです。

 

現代では、格差が広がり続けています。

そして、その中では人口は増大しながらも、職はロボットにとって代わられているという現状が存在し、既に職を失っている人間もいます。

これは、現時点で【できない人間】を支援するメリットとデメリットを比べた時にデメリットが上回っているというモデルが存在しているといえます。

 

本書の流れに沿うのであれば、ここで富裕層が高い税金を政府に払い社会保障によって貧困層を救うとなりますが、最近ではタックスヘイブンのような税金逃れなども存在し、税金というモデルが将来的に存在できるかどうかも分かりません。

 

また、地球の環境を見ると、人口の過剰増大や食糧問題等、地球が人間の増加に対して許容しきれていないという現状があり、これを解決するには宇宙に行くかすべての問題を解決するしかありません。

 

そこで、一度考えたいのは本当に宇宙に行けるのか、又は差し迫っている問題をすべて解決できるのかどうかということです。

我々は一度は最悪のシナリオである、どちらもできなかった場合を考えるべきでしょう。

 

そうなった時に、起こると予想されるのが人口を減らすための人間の選別です。

ここで基準にされるのは、優秀な遺伝子をもつかどうかであり、【できない人間】側は選別を受けることが予想されます。

(もしくは、【できない人間】側による戦争も想定できます。)

 

そして、残った人類もきっと地獄でしょう。

そこでは、人口が増えるたびに常に【できない人間】側が更新され、【できない人間】は選別を受けるはずです。

(もしくは、子供を産まないようにするなどの処置もあるかも)

 

それらの基準が学校でのテストなのか何なのかは想像できませんが、もしも現在差し迫っている問題が解決できないのなら、何らかの基準で人が選別されるという未来はそう遠くないと思います。

 

 【人間は技術の開発を止められないという話】

上の話を読んだ方はそうであるならば、技術の開発を止めればいいと考える方もいるでしょう。

しかし、人間は技術の開発を止めることができないと本書で書かれています。

理由は2つあります。

 

1つ目は人間は能力を拡張して生き残っていく生き物であるという理由です。

人間は常に能力拡張させるために、技術を開発してより便利な生活を求めるという遺伝子を持っています。その為、個人だけでなく社会全体でそういった動きを取るという強い流れができてしまっています。

 

2つ目は、技術開発そのものが人間理解のプロセスになっているということです。

技術は人間の多くの能力をヒントにして開発され、人間の能力を置き換えることによって技術は生まれています。そして、その技術は既に人々の生活に対して生存レベルにかかわる範囲で深く根を張っています。

 

ここまでが筆者の考えです。

これらを踏まえて、1つ目の理由は資本主義による競争の強制問題で2つ目の理由は地球と人間の人口問題に近いものを感じました。

 

資本主義による競争の強制問題

1つ目の資本主義による競争の強制問題について書きます。

 

現代はいわゆる自由競争の社会で、人々は常に競争を行っています。

そして、その中では敗者と勝者が生まれてしまうことから、人々は自分が敗者にならないために競争の流れから抜け出すことができません。

 

その為、環境破壊問題のような本来であれば人類で協力して解決すべきことに対しても、協力しきれていないのは自分だけ損するのではないかと誰しもが心の中で懸念しているからだといえるでしょう。

 

こういったことから、本書の話では人の根源的な欲求の話から技術開発を止められないという論調でしたが、社会的な環境においても競争をやめることができず、技術開発は止められないといえます。

 

人間は技術を止められないし止めてはいけない

前項では、技術開発は止められないと書きました。

ただ、万が一止めようとした場合も考えてみましょう。

既に、本書でも書いてありますが人間は生活の大部分を技術に頼っている為、これらをなくすのは生存レベルにかかわってしまうので難しいといえます。

 

また、未来にも技術に頼らなければいけない問題があります。

先程から何度も挙げていますが人口問題です。

人間は基本的に放っておけば増えていく生き物です。しかしながら、地球の土地にも限界がある為、人々は宇宙に行かなければいけません。

 

また、宇宙に行くには様々な技術が必要です。

従って、人々は技術の開発を止めることができないといえます。

 

そうなると、他に選択肢はなくなるので問題が表面化する早さよりも技術の成長の早さを上げなければいけないという道しか残っていないと言えるでしょう。

 

あとがきとまとめ

普段自分で考えないようなことが多く書いてあってとても面白かったです。

特に、技術に関する話は新鮮でした。ロボットや技術、人間の関わりに興味がある方は読んでみるといろいろな発見があって面白いかもしれません。

 

今回は特に触れませんでしたが人間の機械化に関する話も興味深かったですよ。

よかったら一度手に取ってみてください。

 

リンク張っておいてので、他の方の感想が気になる方はどうぞ!

 

人間とロボットの法則 (B&Tブックス)

人間とロボットの法則 (B&Tブックス)