どうも!タイトル通りバイトを2ヶ月でやめたことのあるジャンボです!
そんな仕事がつらくてバイトを速攻でやめたことのある僕としては、「ちょっと今から仕事を辞めてくる」というタイトルはどこか惹かれるものがありました。
※バイトと仕事を一緒にするなとか思われそうですが、そこは許しておくれやす
でもって最近、やっと読めたので感想書きます。
どんな内容?
あらすじ
この優しい物語をすべての働く人たちにブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――働く人ならみんな共感! スカっとできて最後は泣ける"すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー"
Amazonの「ちょっと今から仕事やめてくる」の商品紹介ページから引用しました。
といった感じで内容は過労死やブラック企業といった重めのものを扱いながらも、全体的にさわやかな内容となっています。
ちなみに、映画もやっていたのでこっちのPVを見たほうがイメージをつかみやすいかもしれません。
映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の公式ホームページに飛びます。
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読んだ感想
さらっと読むことができる内容ながらも、しっかり内容は詰まっていて終わり方もよくまとまっていたので、読んだ後に満足感や爽快感がありました!
また、主人公が会社で悩む姿は今の会社で働いていてつらい人や過去にそういった経験があった人には非常に共感できる内容となっています。
僕は、自分は特別だからうまく立ち回れると思っていたのに全くうまくいかなくてプライドやその他諸々の自身が崩れていく感覚と上手く仕事ができない時の自己嫌悪の感じが自分と重なって読んでいて、のめりこんでしまいました。
特に、上司に怒鳴られてその中で謝るシーンはまるで自分が起こられているかのような感覚になります。
その後、主人公は同級生と再会をはたして人生は好転しだしますが、今度はその同級生が本当の同級生ではないことが判明してしまいます。
同級生の正体まで明かしてしまうと、さすがに面白くないのであえて省きますが、ホラーであったり、急にファンタジーになったりはしないとだけ言っておきます。
個人的にですがリアルな展開から急にファンタジー要素が入るのがあまり好きではないので、変に友情の力で霊として蘇ったとかいう展開にしなかったのは好感が持てました。
また物語の後半では、主人公は完全に吹っ切れて会社を辞めるわけですがこのシーンでの、
「自分の命は自分と自分を大事に思ってくれている人の為にある」
という言葉が印象的で、この時にふと過労死や自殺に追い込まれた人のニュースが報道されるたびに必ずと言っていいほど、その人の両親が悲しんでいる姿も一緒に映されていることを思い出しました。
追い込まれている時やつらい時って自分の生きる意味について考えてしまいますが、案外生きる意味なんて、そんなものでいいのかもしれませんね。
僕も、どこかで生きる意味について考えだしてしまった時は両親が悲しまないようにという理由で生きるようにしたいと思いました。
なんだか、湿っぽい終わり方になってしまいそうですが、内容自体は本当にさわやかで読みやすかったので、すらっと読めますよ!
ぜひ読んでみて下さい!!
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