どうも!管理人のジャンボです。
僕は大学3年生でインターンシップにちょうど行き始めているのですが、インターンシップに行く度に物事の本質を考えることの重要さについて勉強しつつも、本質を考えることの難しさに悩んでいます。
というわけで、今回は思考の整理もかねて本質を考えることのメリットとそれによって生まれる罠について書いていきたいと思います!
本質とは?
まずは、本質の意味について確認してみます。
Wikipediaで調べてみると、以下のように出てきました。
本質(ほんしつ、希: ουσια (ousia), 羅: substantia / essentia)とは、あるものがそのものであると云いうるために最低限持たなければいけない性質をいう。もしくはそうした性質からなる理念的な実体をいう場合もある。一般的には広義の使われ方として、「見せかけ」や「表面上の事柄」に対する概念としての「正体」や「真髄」など「ものの奥底にある表面的でない、中心的な、本当の「性質」の意味で使われる。
今回は、一般的な広義の使い方である【正体や真髄】という意味で考えていきたいと思います。
つまり、本質を考えるとはその物事の正体や真髄(そのものごとの中心)はなにかを考えるということになります。
本質を考えるとは?
本質の意味について再確認しましたが、【本質を考える】といきなり言われてもわかりづらいと思うので簡単な例を出してみようと思います。
例:A君は母親からカレーに使うお肉を安く買ってきてほしいと頼まれました。
そこで、A君がチラシを見てみると隣町に他のお店よりもお肉が100円安く売っているというお店を見つけたので電車を使っていくことにしました。
無事にお肉を安く買うことができたA君でしたが、家に帰って使ったお金を確認してみると電車賃を使っていた為、思ったよりも高くなっていました。
A君は電車賃のことを考えていなかったのです。
それでは、ここでの本質について考えてみます。
ここでの本質とは、安く肉を手に入れるということです。
しかし、A君は本質を考えていなかったために余計なことをして逆に高くお金を使って失敗してしまいました。
この例を見て、A君みたいなバカはいないと思う方もいるかもしれませんが、実は世の中にはA君の例のような本質を考えていないことによって遠回りや無駄なことを考えてしまうという例は多くあふれています。
今僕が、さっと思いつくのだけでも
・時給が高いからといって、遠くまで移動時間を無駄にかけてアルバイトする人
・非効率的な駅での募金呼びかけ
・討論をして結論を出すことが目的なのに、足の引っ張り合いを始める議会
・売上を重視するばかり、消費者から離れられてしまう企業
等、たくさんあることが分かります。
本質を考えることのメリット
ここまで、本質と本質を考えることについて書いていきましたがここからは本質を考えたほうが良い理由である【本質を考えることによって生まれるメリット】について書いていきたいと思います。
・効率化
本質を考えることで生まれるメリットの大部分を占めてるのが効率化です。
本質を考えることによって物事が明確化されるので、自分が何を何のためにしなければいけないのかがはっきりわかるようになり、無駄なことをしたり考えないようになります。
そして、結果的に無駄が省かれると効率が良くなるので本質を考えることは効率化につながります。
・意志の明確化
効率化と似ていますが、ちょっと違います。
チームで行動をするときに、自分たちが何を何のために行っているのかを共有する事はとても重要です。
なぜかというと、そこで認識がずれていると対立が生まれることがあるからです。従って、チーム内で無駄な対立を生まないために本質を考えそれを明確化して共有することには大きなメリットがあると言えます。
本質を考えることで生まれる罠
本質を考えることは多大なメリットをもたらすことができますが、そこには罠が多く潜んでいます。
ここでは、その罠について書いていきます。
・本質は環境によって変化する
物事は常に変化します。従って、一番初めに考えた本質がその後も正しいとは限りません。
先程のA君の例で考えると、道の途中で連絡が入って肉の中でも豚肉を買って来てほしいという指示が入ったとします。そうなった場合は、また安い肉を探す手段も変わってくるでしょう。
そのことに、気づかなければいつまでも初めの本質にしがみついて失敗してしまいます。常にアンテナを張って環境の変化に対応できるようにしましょう。
・複雑な物事に対しては慎重にならなければいけない
物事が複雑化しているときに本質を判断することはとても難しいです。
日本が憲法9条をどのように扱うかで常に議論が起きているのも問題が複雑すぎて、本質となるべき要素が混在しているからだといえるでしょう。
また、このような問題は一つの面だけ見て判断すると状況を悪化させてしまうこともあります。
物事を複数の面から見て、どの面から物事を決めなければいけないかを見定めるようにしましょう。
・本質について考えるあまり、時間を無駄にする
よくあることですが、本質について考えるあまり時間を大幅に使ってしまい、本来実行しなければいけないことへの時間を割けなくなってしまうということがあります。
なので、あらかじめいつまでに物事の本質(中心)を決定するかを決めましょう。
あとがき
本質を考えることは、物事を明確化して無駄を省くことができるので効率化を推し進めることができます。
しかし、初めに考えた本質にとらわれ過ぎると物事の変化に気づくことができず、思わぬ失敗をしてしまうことがあります。
いつでも、環境の変化に対してアンテナを張ってその時その時の本質を考えるようにしましょう。