どうも!最近は暇なので図書館でよく本を読むジャンボです。
皆さんは自分の性格だったり、精神について異常性を感じたり周りと比べてちょっと違うなと感じる部分ってありますか?
僕は結構あります 笑
簡単に挙げると、
・人の視線を気にしがち
・物事に対してコスパを求めすぎ
・潔癖症
こんな感じでしょうか。
度としては軽いものから重いものまで様々で、こういった異常性が見えるたびに自分って周りとズレていると感じてしまうときがあります。
それで、その度に「これって何かの病気かな」と思うことがあります。
そんなわけで、精神障害に興味をもって「パーソナリティ障害とは何か」を読んだので感想とか書いていきたいと思います。
本の概要
「見捨てられ不安」を抱く境界性、尊大さの背後に別の人間像を隠し持つ自己愛性、「恥の心理」を抱える回避性……。精神科臨床の最前線に立つ著者が、豊富な症例をもとに、現代の病ともいえるパーソナリティ障害の心理構造から周囲の接し方まで丁寧に紹介する一冊。(講談社現代新書)
Amazonの商品ページから引用しました! パーソナリティ障害とは何か (講談社現代新書)
この本では、精神臨床の前線に立っている著者がパーソナリティ障害について入門者に対して分かりやすくまとめ、それらの患者の事例について書いた本です。
この本で取り上げられているパーソナリティ障害は
身の周りへの興味・関心と自己表現力の欠如している スキゾイド・パーソナリティ障害
強い一体化願望や依存性を持つ サイクロイド・パーソナリティ障害
対人接触において、強い猜疑心や不信感を持つ 妄想性パーソナリティ障害
模範意識が欠落している 反社会性パーソナリティ障害
見捨てられた観念が表面化しやすい 境界性パーソナリティー障害
賞賛を強く求め、他者への共感が欠如している 自己愛性パーソナリティ障害
多大な劣等感を感じやすく、引きこもり傾向を持つ 回避性パーソナリティ障害
何事もきちんとしていないと安心できない 強迫性パーソナリティ障害
他の注目を惹こうとする 演技性パーソナリティ障害
が取り上げられていました。
何かしらの障害に思い当たりがある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
読んだ感想!自分はパーソナリティ障害なのか?
自分は精神医学について全く知識がない状態で読みましたが、分かりやすかったです。
ただ、学術的な内容も入っていることから、高校生くらいでギリギリ読めるかなってくらいのレベルです。
構成としては、パーソナリティ障害の説明→そのパーソナリティ障害の症例という形で進んでいくので、読みたいところから読めるのもよかったです。
特に自分は、強迫性と回避性パーソナリティ障害に近い部分があったので、そこから読みました!
で、読んだ結果として自分はパーソナリティ障害には当てはまらないことが分かりました!
そもそも、パーソナリティ障害と診断されるには【臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、あるいは他の重要な領域において機能の障害をもたらしている】という項目を満たしている必要があるみたいです。
(つまり、暴食、リストカット、等の生活に支障をもたらす症状があるかどうかが判断基準になるということ)
僕の場合は多少の生きづらさを感じてはいるけど生活に支障をきたすレベルではないので障害ではなく性格の範疇であるという見方になるそうです。
また、自分が読みたい箇所を読んだ後に他の障害についても読んでみましたがどれも人によっては持ち合わせている要素でそれが暴走してしまうとパーソナリティ障害になってしまうのかなと思いました。
巻末でも触れていましたが、パーソナリティ障害を治療する際はパーソナリティ傾向を治療するわけではないそうです。例を挙げると強迫性のある人にそんなに細かいことを気にする必要はないと言うこととかですね。それよりも、それらの傾向をうまく利用して立ち回れるようにすることが大事であり、治療をするのであれば手首を切ってしまうことや拒食症を治すのが大事だと書かれていました。
これからは自分の特殊な傾向を理解してうまく付き合っていきたいですし、特殊なパーソナリティ傾向を持つ人に対してはそれを矯正するのではなくどうしたらそれを活かすことができるか助言できる人になりたいと思います。
ある種自分を見つめ直す機会にもなりましたし、他の人への理解を深めたいとも思わせてくれる本でした。機会があれば手に取ってみてください。