最近、就職活動の一環でインターンシップやセミナー等に行くことが増えました。
そして、例のごとくグループディスカッションを行うことがあるのですが、たまにグループディスカッションがすごい苦手なんだろうなぁという人を見かけます。
僕自身も昔は、グループディスカッションが苦手でしたが、最近はセミナーに通ったりするにつれてだいぶましになりました。
※ここでのグループディスカッションとは就職活動を想定したときのものです。
今回は自分の復習もかねて、グループディスカッションのここを押さえればある程度苦手が克服できるというものを紹介したいと思います。
身につければ、いちいち緊張はしないくらいのところまでは、持っていけると思います。
グループディスカッションの型
まずは、グループディスカッションにはそれぞれ型が存在します。
これらを把握しておくと、どのタイプではどんなことに気を付けなければいけないかということが、整理しやすくなるので頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
グループディスカッションには、大きく分けて4つの型があります。
なお、例題についてはこちらのサイトのものを使わせていただきました。
自由討論型
答えのない問題について、自由に議論するタイプです。
答えよりも、どう議論してその答えにたどり着いたかで評価されます。
例題ー優秀な学生になるために最も必要な素質を1つあげよ
選択型
複数の選択肢からどれが問題に対して、最も最適かを議論するタイプです。
例題ー年上と年下付き合うならどっちが良いか
課題解決型
現状の問題もしくは課題を解決する為にはどうすれば良いかを議論するタイプのものです。
例題ー学校の食堂の売り上げを2倍に増やすためにはどうすればいいか
ディベート型
賛成か反対かというような二つのチームに分かれて、議論をするタイプのものです。
例題ー日本にベーシックインカムを導入することに賛成か反対か
グループディスカッションが苦手な人の特徴
それではここから具体的にグループディスカッションで押さえとくべき基礎を見ていきましょう。
定義づけをしよう
ここでの定義づけとは、問題に含まれる文章の中で曖昧な言葉を明確な言葉に置き換えて、グループ内で共有することを指します。
定義づけを行うことで、グループ内での言葉の意味が明確化されて議論がスムーズかつ齟齬がないように進めることができます。
定義づけは自由討論型、選択型、課題解決型で、よく使います。
もしも、定義づけを行わなかった場合、最悪だと議論が空中分解する恐れもあります。
それでは、定義づけの具体例を見てみましょう。
自由討論型の例題は、【優秀な学生になるために最も必要な素質を1つあげよ】という内容でした。
この場合でしたら、優秀なの部分を定義づけます。
なぜかというと、優秀の定義は人によって違います。
だれにとってなのか、なにを満たしていれば優秀なのかは人によって違ってくるはずです。
これらのあいまいな部分をグループ内で明確化することで、話の中で齟齬が生まれにくくなり、議論がスムーズになるだけでなく、結論を発表する際にどういったプロセスを踏んだのかを分かりやすく伝えることができます。
例ー定義づけをした場合の結論発表
「Xという観点から見た際に優秀の定義とは、A、B、C、であり、それを満たすにはD、Eということが必要だと考えました。従って、Fという結論になりました。」
定義づけをしなかった場合の結論発表
「Dという結論になりました。
理由は、A、B、Cだからです。」
比べてみると分かりますが、前者と後者では前者のほうが議論に飛躍が出ていると思われてしまう可能性が高いです。なぜなら、発表者と発表を聞く側にも定義に齟齬がある可能性があるからです。
故に、発表者はどういった考えでその結論に至ったのかを丁寧に説明する必要があるということです。
環境設定を行おう
【定義づけをする】と内容が似通っているのですが、環境設定は周りの状況を明確化するということです。
環境設定を行う理由は、【定義づけ】を行う理由と一緒で、議論をするときと発表の際に齟齬をなくすためです。
環境設定は、自由討論型、選択型、課題解決型でよく使います。覚えておきましょう
また、環境を設定しなければいけないことは問題の文章以外にも、隠れていることがあるので注意しましょう。
それでは、課題解決型の例題の【学校の食堂の売り上げを2倍増やすにはどうしたらいいかで考えてみましょう】で考えてみましょう。
例ー定義づけをした場合の結論発表
「学校は大学と設定し、共学としました。
班内では、食堂はいつも満席というわけではなく、食堂に来る人が少ないという環境を設定した為、人を増やすという方向で話が進みました。
班内での実体験をもとに、大学の食堂に行かない理由にはA,B,Cという理由が存在することが分かりました。その為、それらの問題を解決する為にDという施策を打つ必要があると考えました。」
定義づけをしなかった場合の結論発表
「班内での実体験をもとに、大学の食堂に行かない理由にはA,B,Cという理由が存在することが分かりました。その為、それらの問題を解決する為にDという施策を打つ必要があると考えました。」
どうでしょうか?
定義づけの時と同様に、話に飛躍を感じますよね。
発表をする側にとっては、当たり前の情報でも受ける側にとっては当たり前でないことがあります。それらの、隔たりを解消するためにどういった流れで話を進めたのかは明示しましょう。
(もちろん、議論をするときも環境設定は必要ですよ!!)
設定を決めるのに時間をかけすぎないようにしよう
ここまで、定義づけと環境設定の重要性を書いてきましたが状況によっては省く必要もあります。
定義づけと環境設定は重要ですが、時間を忘れて関係のないことばかり決めているようでは、本筋の議論内容が薄くなってしまいます。
時間と相談しながら本当に必要のあるものだけ決めるようにしましょう。
意見の後には理由を付け加えて納得感をもたせよう
人によっては提案の際に提案を投げっぱなしで終わってしまう人がいます。
グループディスカッションでは、答えも重要ですが議論の内容やその答えにたどり着くまでの過程も見られています。
そこで必要なものはそれを話し合う理由やその結論にたどり着いた【納得感です】。
グループ間でなぜ話し合わなければいけないかは分からないけど、とりあえず決めようとするのと、全員で納得して決めるのでは評価を受ける際に雲泥の差があります。
従って、全員が納得して議論が進むように意見を言う際はその後に、なぜそれを話し合ったほうが良いのかを付け加えるようにしましょう。
理由付けは、ディベート型で重要視される傾向があります。
意見と根拠はしっかり結びつけるようにしましょう。
自己中心的に話してしまう
グループディスカッションでは、ついつい自分が目立とうと自分本位で話してしまいがちですが、実は個人個人よりもグループを見ていることのほうが多いです。
(色んな企業の人事から聞きました)
従って、本当に自分が目立ちたいのであれば、自由討論型ではあまり意見を出していない人に話を振ることや、ディベート型ではすぐに反発するのではなく相手の意見を素直に認めることや意見の解釈が正しいかを聞いてみることなども必要になります。
議論の整理を忘れてしまう
議論に熱中しすぎて話した内容が時折頭から抜け出ることってありませんか、そうなっていたらきっと自分だけでなく周りのメンバーもそうなっています。
時折、グループ間で今まで話し合った内容や今の議題の方向性について確認しあいましょう。
一度立ち止まったほうが、議論が進みやすくなることもあるものです。
あとがき
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てたのなら幸いです。
今では多くの採用活動に使われるグループディスカッションですが、逆に得意なものにしてしまえば心強いはずです。
ものにできるように頑張りましょう!
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