【伝え方が9割】を読んで、実際あなたはこの本で得た知識をちゃんと有効活用できていますか?
正直なところ僕はたった一つの技術を除いて、うまく使いこなせていません。
ただ、その一つがなにも考えずに使えて、最高に効果を発揮することに気が付いたので紹介します。
もしも、あなたが【伝え方が9割】の技術を有効活用できていないなら脳死でできる【伝え方が9割】の技術を使ってみませんか?
伝え方が9割とは
詠んだことがない人にどんな本か紹介すると、
この本は、様々な技術を駆使して相手からYESという言葉を引き出す手法について書かれた本です。
発売から瞬く間に有名になり
【史上初! 3年連続ビジネス書年間ベスト10入り】(2013年〜2015年。トーハン調べ)【2013年ビジネス書ランキング1位】(紀伊國屋書店新宿本店調べ)【2013年 6ヶ月連続ビジネス書1位】5月から10月まで、ビジネス書ランキング1位獲得! (日販調べ)
を達成している、今でも多くの人に読まれているベストセラーです。
この本の構成は大きく分けて、Ⓐ相手にYESと言わせるための技術Ⓑ相手の心を大きく動かす技術についてに分けられています。
伝え方が9割の内容のおさらい
一応、読んだけど忘れてしまったという方に向けて内容のおさらいをしますと、
Ⓐ相手にYESといわせるための技術
前提としてまず、自分の言葉をそのまま口に出さず、違う切り口から考えてみましょう。
×「デートしてください」→違う何かへ①~⑦の切り口で考える。
7つの切り口
①相手の好きなこと
デートに誘うときに、ただ「デートに行かない?」ではなく、相手の好きな食べ物を食べに行かないや映画で考えてみよう。
例「デートしない?」
→「話題の最新映画見に行かない?」
②嫌いなこと回避
押してダメなら、引いてみるの考えで好きがダメなら嫌いなことや損することで勝負しましょう。
例「そこにもの置かれると邪魔なんだけど・・」
→「この前、そこにもの置いてたら掃除の人が持っていったらしいよ」
③選択の自由
人はなにか選択肢を与えられると思わず選んでしまうので、その習性を活かしましょう。
例「早く勉強しなさい!」
「今日は、算数と国語どっち勉強しようか?」
④認められたい欲
人は誰しもが承認欲求を持っているものではないでしょうか?
もしも、なにか頼みごとをしたい場合はそこをついてみましょう。
例「あの要件頼めるかな」
→「先方が君のことをすごい褒めててね、任されてもらえないかな?」
⑤あなた限定
人は限定という言葉に弱いです。これは人の機会を損したくないという習性が働くからと考えられています。
例「君が好きだ」
→「君のことだけが好きなんだ!」
⑥チームワーク化
人は、チームであるという責任感に弱いです。これは人間が群れを成して生活する動物であるという特徴を利用したものでしょう。チームであることを無視した場合、その個体は群れから外されるかもしれないリスクを負わなければなりません。こういった暗示があるからこそチームワーク化の技術が有効に働くのでしょう。
例「食器洗いやって」
→「一緒に食器洗おうぜ」
⑦感謝
あなたは人に何かしてもらうとついつい動いてしまうという体験をしたことが、ありませんか?これは、『好意の返報性』という作用が働いている為です。
好意の返報性についてまとめている方がいたので引用
その作用を利用して、先に感謝を伝えることで相手に何かしてもらったという感覚を植え付けて、お返しにYESといってもらうという技術です。
(なかなかゲスいぜ・・・)
例「この仕事頼めるかな?」
→「いつもありがとね、この仕事も頼めるかな」
以上伝え方が9割の内容の復習でした。
今回はⒶの内容で使いやすいものを考えたので、Ⓑ相手の心を大きく動かす技術については割愛します。もしも、詳しく知りたい方はこちらのサイトで丁寧な要約がされているのでそちらへどうぞ
あなたは【伝え方が9割】を読んでからどれくらい日常生活で使えていましたか?
僕としては普段から、自分で考えて使って習慣化しないといけないので、うまく使いきれていない人が多いという印象があります。
伝え方が9割の技術を脳死で使う方法
そこで、これならほぼ何も考えなくても使えるという方法を考えました!
それでは、どの技術が一番簡単に使えるか選定しましょう!
1.まず、自分で相手のメリット等を考えなければならないものは、省きます。
これらの技術は使いこなすのに反復練習が必要となります。さらに使えたとしても考えるのに時間がかかっているようでは仕方がありません。
つまり①相手の好きなこと②嫌いなこと回避は使いません。
2.次に自分にとって罪悪感が湧くものは省きます。
【伝え方が9割】を読んで、読んだはいいものの心にも思っていないことを言うのはなんだか心が引けるという方はいませんか?
特に僕はあなた限定でもないのに、「これは君だけなんだ」とは言えない人種です。なので、心にも思っていないことは言いません。
よって④認められたい欲⑤あなた限定⑦感謝は使いません。
3.最後に反射的に使えるものを選びます。
相手にYESと言わせるには言葉選びををタイムレスでしなければなりません。
③選択の自由は上の2つの条件を突破していますが、選択肢を考えなくてはいけない時点で脳死では使えません。
このことから③選択の自由も使わなくていいでしょう。
最後に残ったのはチームワーク化です。
意外だったでしょうか?それでは次になぜチームワーク化が脳死で使える技術なのか考えてみましょう。
チームワーク化を使うメリット
メリット
- 他の技術と比べてて何も考えなくてよい
- 精神的負担がない
- 反射的に使える
- 断られる確率が低い
他の技術と比べてて何も考えなくてよい
【伝え方が9割】の原則にのっとるのであれば、普通は自分が思っていることをそのまま言ってはいけません。しかし、チームワーク化では思っていることをそのまま言ってよいのです。
なぜなら、ただ自分の思っていることに『一緒に』というワードつけるだけでいいからです。これなら、すぐに使えますよね。
精神的負担が少ない
心にも思っていない言葉を使うのは気が引けますよね。先ほども触れましたが、自分で思っていないことをいって相手を利用するのは精神的に疲れます。これは相手だけでなく、自分にも気づかないうちに好意の返報性の作用が働いているからです。
相手に無償で何かやってもらうというのは、気づかないうちに精神に負担を与えるのです。しかし、チームワーク化ではその負担はありません。なぜなら一緒にやってほしいことを相手に要求するので、自分も行動を起こすからです。
反射的に使える
相手とコミュニケーションをとるときにテンポというのは重要ですよね。相手に何かお願いをしたいのに、どの技術を使ってお願いしようかなんて考えるのは不毛です。
(不自然な間は相手に警戒感を与える)
そう考えると、ただお願いをするときに『一緒に』というワードを付けるだけならば、反射的に使えてテンポよくお願いできます。
断られる確率が低い
チームワーク化を使わられると相手は断りづらくなります。なぜなら、チームワーク化は好意の返報性の成分も含んでいるからです。
例えばあなたの奥さんがあなたの為にご飯を用意してくれているとしましょう。
その時に、奥さんが
「貴方も一緒に手伝ってくれない?」と言ったとします。
どうですか?断りづらくないですか?人は何かをしてもらうと何かを返さなければいけないという気分になってしまう生き物です。
デメリット
今までチームワーク化のメリットばかり伝えてきましたが、デメリットもあります。
それは、集団にとっての利益になることにしか作用しないということです。
チームワーク化がなぜ相手にとってYESを言わせられるかというと、相手に集団から外れてしまうかもしれないという思いを引き起こさせるからなんですね。
なので、使用する場合は個人の利益のために使うというよりも、自身の負担の軽減のために使うという形が好ましいです。
どうやって使えばいいの?
例①
例えばあなたが家の掃除をしたいとします。
一人で家の掃除をするのは負担がかかりますよね。
それでは、家族に掃除を手伝ってもらいましょう←負担の軽減
あなた「最近掃除してないし、一緒に家の掃除しない?」
こんな感じでただあなたがやりたいことやひとりでやると負担がかかることに言葉を付け足すだけで良いのです。これなら簡単ですよね。
例②
違う例も見てみましょう。
あなたはあるグループの中で面倒な雑用を押し付けられようとしています。
誰にでもこんな状況はありますよね。誰しもが自分の負担になることは避けたいものです。一番良いのは完全に負担を取り除くことですが、そううまくいかないときもありますよね?
では自分の負担を軽減するために雑用をしてくれる人を増やしましょう。←負担の軽減
「じゃあ一緒にそれやろうよ」
チームワーク化の良いところは、自分のやりたいことだけでなく自分のやりたくないことの負担も軽減してくれるところです。
使える場面ではどんどん使いましょう!
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
伝え方が9割を読んで全く使えなかった方でもこれなら簡単にできませんか?
チームワーク化は集団の中で大きな力を発揮します。特に使うのであれば、経験上は家族の中で使うのが一番おすすめです。
僕は普段家事を手伝ってくれない兄にチームワーク化を使って、良く家事を手伝ってもらいます。
皆さんもどんどん使って一緒に自分の負担を軽減しましょう!!
最後に【伝え方が9割】のような本が好きな方にお勧めの本を紹介しますね。
【影響力の武器】
心理学をつかって、いかに相手を自分の意のままに動かすかが書かれている本です。
好意の返報性についても詳しくかかれているので気になった方はどうぞ!
心理学が好きな方であれば、絶対面白いです!
【人を動かす】
人を惹き付けるカリスマとはどんなものか、そしてどうすればカリスマになれるのかが、書かれています。
人を惹き付けるようなひとになりたい人にはお勧めの本です!